オペラ 魔笛 ストーリーの謎と感想
オペラ魔笛を観に行って来ました!
今回鑑賞したのはこちら。
ベルリン・コーミッシェ・オーパー オペラ魔笛
あらすじを一言で言うのであれば、
「王子が一目惚れした女王の娘を助けに行き、試練を乗り越え結ばれる話」
です!
相当省略してますが、まぁ大体こんなとこでしょう!笑
もうちょっと詳しく書くと
☆登場人物
タミーノ:王子
パミーナ:女王の娘
パパゲーノ:鳥刺し
夜の女王
ザラストロ:悪い奴?
パパゲーナ
他多数。
☆あらすじ
タミーノを侍女が助ける
通りかかったパパゲーノが俺が助けたと嘘をつき、侍女に口をきけなくされるとかお仕置きされる
侍女に見せられた絵に描かれていたパミーナにタミーノは一目惚れ
パミーナはザラストロに捕らえられており、パミーナの母、女王から救出を依頼され、魔法の笛(魔笛)をもらう
その魔笛を使いながらピンチを乗りきっていくのです。
タミーノは成り行きでパパゲーノと一緒にパミーナを助けに行き、パミーナと対面。
タミーノとパミーナは初対面にも関わらず恋に落ちる
実は女王が悪い奴で、ザラストロは女王からパミーナを守るために捕らえていたことが判明。
ザラストロがタミーノに試練を与え、無事クリア。
↑食欲を抑える試練
↑沈黙の試練
タミーノとパミーナは無事くっつき、パパゲーノはパパゲーナという人とくっつく
the end
このオペラはモーツァルトによって書かれ、1791年9月に初演されました。
その年の12月にモーツァルトは亡くなったのですが、亡くなる直前まで魔笛の上演状況を気にしていたそうです。
ストーリーは悪役が思っていたのとは違ったというところがミソですね!
モーツァルトではなく別の人間がこの台本を書いたと言い張っていたそうですが、真相は分からずじまいです。
【ストーリーの謎】
ストーリーを見ていくといくつか疑問点が浮かんできます。
①女王はなぜ魔笛と鈴をタミーノ達に与えたのか?
冒頭で大蛇に襲われていたタミーノはお世辞にも強い男とは思えないですよね?
タミーノを救った3人の侍女はあっという間に大蛇を倒してしまうわけですから、戦闘能力はかなり高いといえます。
ましてや、不思議な力のある魔笛と鈴もあり、女王自身もとても強そう(というか恐ろしい笑)ですから、パミーナ救出にはタミーノ達は本来必要ないはずです。
説を考えてみました。
・タミーノの決して強くはないけれど、真っ直ぐな性格にひかれ、娘パミーナと結婚させたかったという親心?
そしてこちらはトンデモ説ですが
・実はザラストロはパミーナの父で、ただ単に女王とザラストロの娘の親権争いにタミーノ達が巻き込まれた(爆笑)
2つ目は相当ぶっとんでますが、それはそれでおもしろいかも?笑
まぁ、タミーノに試練を課すのも、娘を本当に幸せにできるか試すためということで、つじつまが合いますね。笑
②タミーノは試練に耐えたが、パパゲーナは試練に耐えられなかったのに、最終的にはどちらもハッピーエンドになる謎。
タミーノからすれば今まで耐えてきたのは何だったの!?って感じです、ハイ。
我慢しなくても幸せになれるんだ!なんてパパゲーノに思わせてしまったら、クズさにさらに磨きがかかってしまいます。
個人的にはパパゲーノには何かひどい仕打ちを受けてもらって、それからハッピーエンドになって欲しかったです。
【夜の女王のアリア】
魔笛で最も有名な曲といえば、「夜の女王のアリア」です。
のだめカンタービレでも出てきていたので聴いたことのある方も多いのでは?
下にリンクを貼っているので興味のある方はぜひ聴いてみてください。
色々な歌手が歌っているので、聴き比べをしてみてもおもしろいですね。
余談ですが、夜の女王のアリアをインコが歌っているという動画がすごくおもしろかったのて、下に貼っておきます。笑
【ベルリンコーミッシェオーパーの感想】
プロジェクションマッピングで場面を表現していて、観ていて飽きなかったです。
映像と演者の動きがぴったり合っていて、歌のみの映画を観ているような印象を受けました。
そしてとにかく絵がかわいい!
毒々しさとメルヘンさを掛け合わせた感じで、まどマギの絵(アニメ好きな人なら分かるかな?笑)に似てるような感じで、私はすごく好きでした。
というわけで、魔笛は音楽、ストーリー、演出ととても楽しめる作品です。
ぜひ、観に行かれてはいかがでしょうか?
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